女性起業応援マガジン『女性の味方』

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起業の前に欠点から始まる

起業

悪筆

幼少期からお習字教室に通わされ、ペン習字も習わされましたが、先生が苦笑する程「悪筆」です。習字の先生は前向きに「個性的な文字」と褒めてくれましたが、私にとって「文字を書く事」はコンプレックスであり、欠点でした。

高校生になり、英文タイプライターの他に和文タイプライターの存在を知り「文字を手書きしなくていい方法」があることに気づきました。
昭和の時代、文字を書かない職業はほぼ存在しない。帳簿はもちろん、見積書、請求書など事務的な文書は全て手書き。女性にとって「文字が綺麗」は、美味しくお茶を入れられると共に企業に求められる当然のスキルでした。
悪筆のままでは就職もままならない。このまま和文タイプライターを習得すれば文字を書かずに職業に就くことができるかもしれない。淡い期待が生まれます。

欠点を克服するより新しい機会を手にする

大学生になり、世の中に「日本語ワードプロッセッサー」が登場します。まるで神の采配の様に…
当時、実家のお隣、沼津市に英文タイプライターの専門学校があり、ワードプロセッサーの短期習得コースがありました。これはインターネットがない時代になんとか「文字を書かずに就職する手段」を考え、必死に集めた情報です。
当時から「情報」は人生に最も重要だと思っていました。
英文タイプライターの習得から始めるコースで、ブラインドタッチはお手の物です。

当時、キレイな文字を書く女性は多いですが、ワープロを使える女性は少ない。
欠点を克服することは大事だと思います。どう努力しても克服できないのなら欠点を利用して新しい機会を手にする選択もあります。
昭和時代に習得したこのスキルは、その後の人生を救う機会になりました。

悪筆で良かった。

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